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パインの書
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旅行:2009.10.16 大阪→敦賀

「鉄道の日記念切符」
という18切符と似た性質のお得切符が、JRから秋の一定期間売り出されるらしいと情報をゲットしたので、
その中の「JR西日本一日乗り放題で3000円」という切符に手を出してみました。

うん、大阪から東や南への旅は比較的交通機関を安く利用できるんですが、北方面へ行くにはどうにもお高い。
なので折角だから大阪より北の、敦賀・長浜・彦根へ日帰り旅行してきました。
三成手形の残りも使わなきゃ!
…前回、二日かけた旅路を日帰りって余計へビーになってる!

まずは旅の準備より。
体調が悪かった所為もあるんですが、大まかな外枠を引いたのみ。
旅行の前日夜になって、前回の時に持って帰った各地方の観光マップと時刻表をチェックしておしまい。

当日朝、最寄りのJR窓口で乗り放題切符を無事ゲットし、旅が始まる!
大阪7:47発→(湖西線経由)→敦賀9:50着


乗り換えなしで一直線、乗りっぱなしで敦賀です。
…とその前に朝ご飯。
京都駅付近で座席をゲットできたので、人が空いてきた頃合いを見計らってパクパク。
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この便はJR湖西線経由なので、琵琶湖の西側を回る路線です。
湖岸に線路が通っているので、列車の右手側には常に琵琶湖が見えてマス。いい景色だ〜。
景色を楽しみつつ、観光地図や三成手形を出してきてどこを巡るか思案。
基本方針は 無茶をしない、のんびり、前回とは違う場所への方向で。



敦賀駅に9:50着。
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まずは前回おいしかった思い出のあるとろろおにぎりを、駅内のお土産やで購入。
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お土産用を含め3つ買ったんですが、敦賀を去る時に買えば荷物にならずによかったのに…とプチ後悔。とほほ…
買った中の1つ、黒とろろ梅おにぎりを待合室のベンチで早速食べる。
うんうん、とろろがご飯とマッチして美味しいんだよね〜♪ でも具が梅よりかは鮭の方が美味しかったな。
(家に帰って白とろろ版も一口貰ったんですが、こっちは中身がゆかりご飯で具なし。これはいまいちだった…鮭カムバック!
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おにぎりを食べた後は観光協会に目新しいパンフがないかをチェック。
今回は自転車を借りずに、レッツ、のんびり徒歩の旅。



最初は気比神宮へ。(今回は繁華街からじゃなく、地元の道を歩いてみる
今日は敦賀は暑い…。若干晩秋仕様の服装できたので汗ダラダラ。
体調も全快ではないのでのたのた歩きながら、20分ぐらいで気比神宮到着。
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撮る人が同じなので、前回の旅と似たようなアングル写真で申し訳ない。
今回は芭蕉さんの像もしっかり見てきたよ。(前回はほとんど見流したダケという…

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やっぱりこの鳥居は大きくてカッコいいね。鳥居の向こうは敦賀の町です。



続きまして、永賞寺〜。
気比神宮よりのたのた歩いて10分強です。
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また似たようなアングr…


http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/53fcee40803de136cae09155c36f843b/1255838073画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/53fcee40803de136cae09155c36f843b/1255838128" は壊れているため、表示できませんでした。
前回は九重塔が冬支度でカバーがかかってたのですが、今回は生で見れました。
彫られている文字なんかあるかな?と塔の裏に回ったりしてみましたが、発見できず。

そして塔の紹介文を今回はきちんとしげしげ見たんですが、
まず最初に、このお寺自身も駅置きの観光パンフでは「菩提寺」なのかなぁ?と。
菩提寺:先祖の墓や位牌をおき、菩提を弔う寺

きちんと刑部の骨や墓があったら、そっちの方を観光的には持ち上げるだろうし…。
>墓に石塔ができてきたのは仏教の影響と関係の強い近世の江戸時代あたりからであり、それ以前は遺体は燃や されずに埋葬され、石塔もなかった(「遺体・埋葬・非建立」型)。また、浄土真宗地域および日本海側では、伝統的に火葬が行われ、石塔は建立されなかった (遺骨・埋葬/非埋葬・非建立型)。
と、ウィキさんにもある様に、石塔=墓代わりってのも考えにくい。
(細かいですか、そうですか、…すいません(´・ω・`)


加えて、
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記録に寄ればこの塔は「1609年の造立」と考えられるらしい。
この1609年ってのが妙に微妙で…。
最初はそのまま素直に(大坂の陣が始まる前のまだ徳川がぴりぴりしている時に刑部押しにするなんて、なんて敦賀の民はロック魂溢れるんだ!)と思ってたんですケド、やっぱりそんな命が危なくなるような当てつけ&逆撫でするようなことをするかなぁ?と。
そこまで損得を越えて刑部愛溢れるなら、没後9年後造立っていうのは遅いと感じる…。
私は素直に結城秀康関連の供養塔では?と思っちゃったんですが…。…ダメ?
だって結城氏の菩提寺は「曹洞宗」だし、関ヶ原後に加増移封されて越前入封し病没?するまでの1607年まで治めているのだし。彼も暗殺されたのでは?という暗い死に方をしているし…。没後2年で造立だとしっくりくるし…。なぜ結城をすっとばして刑部?

塔の紹介文でもこの土地には見られない独特の形状とあるから、他所の文化圏の人が立てたと考えられるし…。

刑部の供養塔という伝承がいつ頃からどの地域で流布されてたのかも気になるなぁ…。
幕末・明治初期(藤堂家が関ヶ原に刑部の墓を建てた時代ね)だったら私は個人的にニヤニヤしますがw


マーカー部分は刑部の治めてたと言われている、敦賀郡、今立郡、丹生郡。(5万7,000石)(注:大雑把です
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ホームアイコンは敦賀城跡地。(領地内で城は南西方面に作ったのね



…と、上記のような事を考えたりなんかして。

うん、いや、リアルタイムで供養塔が建つぐらいなら、もっと刑部の痕跡が残っててもいいハズ。
ゆかりの品ももっとあってもいいんじゃね?と思ったもので…。
興味を持ち出してから、刑部を追えば追う程、資料少ないなぁと思う訳で。
名前すら正式な形は謎、子供の有無もよく分からない(養子説やら、子じゃなく弟説やら)、
霞の向こうなんだよなぁ…
仮にも政権の中枢に居たんだし、自分の実母が北政所の近従として勝ち組側&長生きなのだから、もっとこっそりでも資料を残せるのになぁ…。
と思う反面、【残せなかった】のではなく【残さなかった】のかなぁ?と。
敦賀に残さなかったら他に残す場所ないじゃんねぇ? だから逆に残す気がなかったのかなぁ、と。

いや、ねぇ、関ヶ原後に西軍から没収した地でも、メイン武将の旧領には統治がスムーズに行く様に
前任者と同格の立ち位置にいる人を持ってきてるっぽいし。
豊臣行政の中心だった三成の旧領には、井伊が来ているし、
宇喜多の坊ちゃんの旧領には、小早川を、後に池田氏を置いてるし、
小西の旧領には清正で、格は妥当かなと。
んじゃ刑部の旧領に結城秀康が来ているのが、少し気になって…。
落胤が〜うんぬんじゃなくて、
豊臣・徳川を微妙なラインで繋ぐ、とてもアンタッチャブルな存在だったのかな、と。
(秀吉の隠し子説は、案外こういうところから発生してたりしてw

真田と縁を結ぶ時も、兄に徳川方は本多忠勝の娘をやってるのだから、弟とはいえ豊臣方が格下の臣下の娘をやると、徳川の面目が丸潰れ、且つ、真田との関係も悪化だろうし…。
もし真田を最初から切るつもりなら、ハナから縁を結ばせなきゃいい訳だし…。
しかしながら忠勝と刑部じゃ、等号で結ぶのは変じゃね?
…刑部がよくわからん。



などなど考えながら永賞寺を後にし、11時も回ったのでそろそろお昼ご飯へ。
今回はあそこへ行きます!

途中、きらめきみなと館へ寄り道。
どうやら明日明後日とここで特産品の展示販売会があるらしく、準備の為のノボリが沢山たってました。
…日にちを一日ずらせば良かったかな?(でもこの日じゃないと彦根のネコに逢えないしナ

きらめきみなと館のベンチで水分補給を済ませた後は、港の倉庫街を眺めつつメインストリートへ戻ってくる。



店に着く手前で発見!
芭蕉さんが敦賀に逗留した出雲屋敷跡の標柱です。その跡地には現在喫茶店が建ってました。
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標柱より徒歩10秒で到着。
そうです、今回食べるのはこれ!
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敦賀名物?のソースカツ丼です。観光的に一押しらしいし、食べてみようかなぁと。
基本のソーツカツ丼(たぶん860円ぐらいだった)を頼み、しばらくするとやってきたら…デカッ!

このドンブリがね、凄い深いんですよ。たぶん深さ10cmはあるな。
カツも1枚で普通の店なら一人前ですよね。衣はソースに浸ってるんですが、カリッとしてる!
画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/53fcee40803de136cae09155c36f843b/1255838131" は壊れているため、表示できませんでした。

しゃかしゃかチキンのような衣の風味と食感。(注:褒めてます
豚肉のハズなのに鶏肉の様に柔らかい! 
おいしい!…んですが、カツ3枚の後ろには多分ごはんが1合ほど盛られています。
1合のごはんにソースが満遍なくかかっていて、ソースの味しかしないw

2/3食べたところでギブでした。これ以上食べたら吐k…
店にはお持ち帰り用のパック&ビニル袋も置いてくれてますので、残りを詰めて鞄に。
(残りは家で食べました、冷めても美味しかったよ



次はこの近くにある紅屋さんで、求肥昆布と吉継ゼリーをお土産に購入。
画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/53fcee40803de136cae09155c36f843b/1255838242" は壊れているため、表示できませんでした。
求肥系が結構好きなので、wkwkしながら家に帰った後食べてみると、
昆布飴の周りに大量の砂糖を振ったような感じで…あっ、甘っ!!
回りに配った反応を見てると、好き嫌いの差がくっきりでます。



次は…と目指したのは敦賀酒造
この酒造さんは寛永元年(1624年)創業だとか。これはwktkするしかない! .。゚+.(・∀・)゚+.゚
10月なのに暑っつい敦賀の町を練り歩き、敦賀酒造に到着。
またこの建物がね、歴史ある木造建築の味をだしてるんですよ。写真ないけどね!(苦笑)

店の玄関とおぼしき看板前の扉は閉まっていて室内の電気は消えていたので、(今日は休業日かな?それとも小売りはしてないのかな?)と思ってウロウロしてると、メインじゃない別の出入り口の方は開いていて。
そこにはおばあちゃんが座っていたので、「こちらでお酒を買えますか?」と聞くと「もちろん買えるよ」と。
わーい♪♪と中に入ると奥様もやってきてお酒を紹介してくれました。
ラインナップは4種類あったんですが、その中でも関ヶ原400年記念用に作られたお酒があったのでそれに決定!
ラベルがね↓の写真なんですよ。720mlで1400円ぐらい。
画像ファイル "http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/53fcee40803de136cae09155c36f843b/1255838264" は壊れているため、表示できませんでした。
(この写真は前回の使い回しね

箱に詰めてもらっている間、おばあちゃんとお話しをしていると、この建物は350年前に立てられたものなのだとか。
加えて前回の12月の敦賀でも雪が降ってなかったのでいつ頃降ってますかと聞くと、奥様が商品を持ってやってきて、最近は暖冬だからここでも滅多に積もらない、積もるとすれば2月ぐらいかな…と。昔は雪かきとかよくしたのにね、だそうで。



酒造を後にし、さぁ次はどうするか?と時計を見ると現在は12時少し前。
次の長浜便は12:20発、その後は13:19発。
酒造より気比松原は徒歩15分らしいケド、お土産などで荷物が重くなってきたし、
体調が万全でないので今でも息が切れ気味。
あと一時間、敦賀でうろうろするのはしんどいなぁ…と観光を切り上げ、次の地長浜へ向かう為に敦賀駅へ戻る。

な の で す が、酒造から駅までは徒歩で20分程。
またか…と思いつつ、時間ギリギリなので早足で駅へ!

敦賀の改札前に着いたのが列車発車まで1分半前。
お土産のおにぎり買っててよかった!(買う暇ない!)と思いつつ、発車ベルが鳴る中を駆け込んで、
ギリギリ間に合い 座席でぜーぜーいっている自分にがっくし。


優雅な旅って遠いね。(´・ω・`)



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