2009.02.27 桜井、葛城山散策レポート

旅行：2009.02.27　大阪→桜井（奈良）

09年2月中旬。
私はゴールデンチケットの情報を拾ったのだ。

そ　れ　は、

「近鉄電車全線3days乗り放題チケットぉぉぉ」！！

3日間利用で4000円。　(☆∀☆)！＜イクッキャネーダロ！

ちょうど国からの還付金（詐欺じゃない）や、貸したお金が返ってきたりと、財政が良好♪
「旅で小金でも落とすかぁ〜(´･ω･`)」という気分になる。
※ちなみにこのチケは旅の当日購入は不可、事前に購入＋使用する日を要指定デス

「2/27・2/28・3/1」の3days指定券を購入し、プランを立てていざ！

1日目日程のしおり（大阪→名古屋→津→大阪）

朝5時半に起き、地下鉄で難波へ向かう。 (ﾟдﾟ)ﾈﾑｰ
なんてったって7時には駅に着いとかないと…だったので、この時間。
ふぅ。朝から小雨が降って、気温が激下がり…。さむぃ…。

予定では、
近鉄難波07：11発→鶴橋07：16着
（乗り換え）07：18発→伊勢中川09：07着
（乗り換え）09：20発→近鉄名古屋10：33着
で、10時台に名古屋到着。
ブランチに味噌うどん食べて、史跡回って、12時には津に向かって…の完璧スケジュール。 (｀･∀･´) b

近鉄難波の駅に着いて、まずは電車内で食べるおやつを購入♪
「コーヒーとパウンドケーキ」を持ってウキウキしながら改札へ行くと…、

駅員さん「どこまで行きますか？」
私「名古屋です！」
駅員さん「 …事故で名古屋に行けません」

  ( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

・・・・・・・・ちょっ！！

名古屋行き全線「青山町駅（三重県伊賀）」止め。
5時半起き…完璧プラン…細かい時刻表…。(´；ω；`)ｳｯ…


とにかく現地「青山町駅」まで行ってみて、判断することに。


8時半過ぎ、こちら現地の青山町駅です。
駅員さんが言うには、復旧に一日丸かかりな大きな脱線事故らしい…。（俺の勤続でこんなの初めてだ…とも
1）代替バスが伊勢中川駅（名古屋や伊勢に行くためのターミナル駅）まで出る
2）が、混雑してるのでバスに乗るのも一時間はかかる
3）しかも復旧はたぶん明日までかかるので、行っても帰ってこれないかも…

三 (lll´Д｀)　だめだだめだ…プラン変更だ…近鉄線マップとりあえずもらおう…

混雑する改札を縫って駅長室の職員さんにマップをお願いすると、奥からごそごそ探して持ってきてくれ、
駅員さん 「日本語表記の分しかないのですけれど、いいですか？」

  ( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

… いいんじゃないでしょうか　＾ｑ＾


折り返しの電車を待つ間、路線図をにらめっこし、雨と寒さにブルブルしながらプラン練り。



難波→青山町（ストップ）→Uターン→桜井
ここに本来の切符料金を記載していきます（今回は載り放題切符ですが
難波〜桜井間：670円

まずは大神神社に行こう！と桜井駅に10時前に到着。

駅員さんに聞くと、大神神社まではバスもあるが徒歩では30分ぐらいらしい。
簡易マップをもらって、いざ徒歩で出発！

駅からは「 山の辺の道」が続いています。（地面にこんな2種類の標示あり


山の辺の道は古代の官道で、ここにあった「海柘榴市」から京都に続くよ。（詳しくは下記




海柘榴市（つばいち）
古代の市。『日本書紀』と『万葉集』にいくたびも登場。
大きな政治的事件や歌垣の舞台となった。
人が集うばかりでなく、言霊や精霊が行き交う非日常的区間であり、祭祀も執り行われたという。
傍を大和川が流れ、古代にあっては大和・河内・摂津を結ぶ重要な交通ルートだった。

海柘榴市が有名なのは、ヤマト政権の王宮が何代にもわたって周辺に置かれたから。
4〜7世紀までの400年間、海柘榴市はヤマト政権のお膝元で、いわば全国区レベルの市であり、人が集う巷だった。byぐーぐる先生

…らしいです。
古い土地の旅行レポは、説明で埋め尽くされて見難いね。ごめんね。(´･ω･`)
私は関ヶ原では、イチ武者や、イチ伝令番になりきって、駆け巡った気分（妄想）になり、
ここでは古代人になりきり、古代にトリップした気分（妄想）になって歩いてました。


仏教伝来の碑と梅。この山の辺の道には梅がちょこちょこ植えてあって、満開できれかった〜(´д｀*）


標示を目印にズンズン進んできます。



金屋の石仏
石仏。右が釈迦、左が弥勒と推定されてるらしい。
作製時期はハッキリしておらず、平安初期〜鎌倉時代のモノなのだとか。我が国で最も優れた石仏の１つで国の重要文化財。



ズンズン進んできます。



磯城瑞籬宮跡（しきみずがきのみやあと）

【立て札】
第十代、崇神天皇の皇居跡と伝えられています。
神山・三輪山を背後に負い、歌垣の伝えで名高い海石榴市（ツバイチ）を脚下に控えて、大和平野を見渡す高燥の地です。
東へは、泊瀬道、伊勢を経て東国へ。
南へは、磐余道、飛鳥を通じて紀伊方面へ。
北へは、山の辺の道、奈良、京を経て北陸、日本海方面へ。
西へは、大和川の水運を利用して難波、瀬戸内海方面に繋がる交通の要衝です。
古代大和王権、発展の拠点であったとも言える場所です。

※歌垣（うたがき）
特定の日時に若い男女が集まり、相互に求愛の歌謡を掛け合う呪的信仰に立つ習俗。
古代の言霊信仰の観点からは、ことばうたを掛け合うことにより、呪的言霊の強い側が歌い勝って相手を支配し、歌い負けた側は相手に服従したのだ、と説かれる。byウィキ

第10代崇神天皇、現天皇は125代目。
実在の可能性のある最初の天皇。…らしいよ。byウィキ


ズンズン進んできます。
見た感じ松尾山みたい…、トラウマが…。



平等寺
聖徳太子ゆかりの寺。「十一面観音」を彫って建立したらしい。
江戸時代には修験道の霊地として、大峯山（吉野山〜熊野へ続く山脈全体の意、女人禁制）へ向う修験者が、境内に在る不動の滝に打たれ行をした…らしい。
そうえいばあったな、滝。



途中、朝市に寄ったりしたので（野菜がデカイ）、神社に着いたのが12時前。
（けっこう寄り道）


大神（おおみわ／ 三輪）神社
日本最古の神社で【三輪山】そのものが御神体。（拝殿は徳川四代将軍・家綱が造営した）
祭神は「大物主神」、すなわち大国主の和魂（にぎたま）で、国土草創の神サマ。酒と薬の神でもあるのだ。


今ちょうど寺社仏閣系の本を読んでいて、「大国主」は地方の大豪族として西日本を統治していたのだとか。
そこに天皇の祖である大和朝廷が大陸？からなだれ込んできて、土着の豪族を虐殺し、領土をブン獲ってったのだとか。
最後に大物豪族である「大国主」が投降し降伏した時、
大和朝廷は地盤の強化と支配の見せしめに、大国主を八つ裂きにし、大国主の王子も両腕を切り落とした上に軟禁。

…というのが、日本書紀で書かれている「　国　譲　り　」らしい。　ちょっ、言い方！




八咫烏は、大国主達を裏切って大和朝廷に情報を流した豪族を指すっていうし、
この時代からやってることは変わらんねぇ。
日本では昔から、権力者が保身や強欲のために非のない英傑を八つ裂きにすると、その者は神になって祟る…と 思われてきたらしい。
だから神社を建てたり【ex.大国主→出雲大社、道真→北野天満宮】、死ななかったことにして【ex.義経→チンギスハーン】慰撫するんだってさ 。




お昼ごはんは、やっぱり三輪そうめん！
おなかが空いてたので、神社近くの店に入りました。そうめん定食1050円也。

まっ、美味しいケドそうめんですから、そんな感じ。にぎり寿司はでかかったよ。（普通の2倍



大神神社の大鳥居。デカ過ぎます。（巨大ロボみたい



ごはん屋さんで駅までの方角を聞いて、ぽちぽち歩くことに。（約20分
霞がかってるのが、三輪山。



途中で「みむろ」という有名？なお菓子屋さんを発見。おみやげ、おみやげ。
上品なもなかでした。結構好評。12個入り／1080円也。



大神神社御用達？のそうめん屋らしい。へぇ。
カラフルなのは朝市で買った、細切りモチ。1袋390円也。
（青のり・エビ・卵・小豆・紫芋味など、焼いてあられにする



恵比須神社
元祖・商売繁盛！な大和の古社だそうです。
祭神さんは、三輪明神の子神。



町並みで探してみるも、地酒屋さんが見当たらない。
お酒の神サマのお膝もとなのに…。
駅前の小さな販売所で、ようやく地酒を発見！

そして13時前に、桜井駅に到着。


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